2021年9月26日日曜日

exA Arcadia

個人購入可能なスタンドアロンJVS基板、exA Arcadiaを購入。
目に留まったところをメモ。

マザーボードについて。



JVSIOはDIP隣のUSB-A型に接続。
映像、音声はHDMIからまとめて出力か、DVI-Dとaux(緑)から出力。



試していないが31Khz出力するには、マニュアルを読む分にはマザー設定としてはDIP2をONにするだけで、後は変換器を通じてモニタへ接続で映りそう。
出力先モニタのコネクタ、更に同期分離か複合同期のどちらを要求するかで、手間が変わる。

筐体のJAMMAコネクタ経由で映像出力をイメージすると、セガコンバータ、セガIOボード(838-13683-93)、カプコンコンバータを利用するのが無難か。



HDMI以外でカバーされている端子は、現状未使用。



未使用なものは今後使えるようになるのか不明。気になるのは以下。

LANについて。
exA発表時にはインターネットでアップデート配信としていたが、現状そのサービスは見かけない。
もっとEXAが普及するとサービス展開するのか気になるところ。

D-subについて。
31Khz出力するには、現状はHDMIかDVIからの出力をアナログ変換が必要だが、DIPでSDモードとしたらD-subから直接31khz信号を拾えるようアップデートされるのか。
その場合はすでに部品が仕込まれている必要があると考えるので、可能性は無さそう。


4つのスロットにROMカートリッジを挿す。微妙に6角形なのがポイントで、逆挿しを防止。



電源を入れると起動する。
マザー本体からビープ音が鳴る。
ファンの音量はNAOMIやCP2に比べればかなり静かだが、家庭用機に慣れている人は気になるかもしれない。

しばらく待つとゲーム選択画面が表示される。
システム共通、つまりマザーとしてのテストモードを表示するには、この画面でテストスイッチを押す。



マザーのテストモード。各種表示をもうちょっと大きく、左右寄せていいのでは。


テストモードで気になった項目[REGION]。
設定そのものというより、exAがリージョンフリーなのかが気になる。


もうひとつ気になった項目[IO TEST]。
JVSIOによっては8ボタン、それ以上対応するが、exAとしては6ボタンまでの対応に見える。
またアナログ入力の項目がないので、レバーとボタン操作のビデオゲームを前提としているのかも。


このテストモードでは、各ゲームの設定ができない。
ゲームのテストモードに入るには、該当ゲームを選択してからテストスイッチを押す。
複数ゲームの設定変更するには、ゲーム選択画面との間の往復が発生する。
あまり機会はないかもしれないが、操作中は面倒に感じそう。

テストモードでサービススイッチを押すと、クレジット音が鳴る。
コインスイッチでは鳴らない。
バグなのか不明だが、特に困らない。


ゲーム選択画面に戻る。
この画面からでもコイン投入を受け付ける。クレジット音はマザーのもの。


ゲームを選択すると、クレジットが引き継がれている。


クレジットが0にならないと、ゲーム選択画面へ戻れない。
ゲームを選択してからのコイン投入が、遊ぶ側としては安全。


ROMのテストモードについて。キャプチャを忘れた。
手元にある[ギミック! EXACT☆MIX]についていえば、
・クレジットがある状態でテストモードに入り、ゲームに戻るとクレジット0となる
・テストモード中にコイン投入、サービススイッチONでクレジット加算される
 ⇒BOOKKEEPINGに計上される
 ⇒ゲームに戻るとクレジット0

2つ目は運用に支障はないと思われるが、好みが分かれそう。どのタイトルも同様の挙動かは不明。


サポートについて。
購入先が一次受けとなる。不調、故障、アップデートに相談、対応してもらえる。
故障への対応は基本有料。
シリアルNo、納品書を保管しておく。


その他気になること。
マザー、遊んでいるゲームのアップデート情報をどうやって個人利用者がキャッチできるのか。
exA公式サイトにはそれに関するメニューが見当たらない。
しばらく様子見。


自分がやること。
遊びたいから買ったので、とことん遊ぶ。
ギミック面白い。