2018年12月31日月曜日

Sonic forcesに文句

今年も終わることだし、特別何をするでもないし、遊べるうちに遊んでおく。
Sonic forcesをクリア。これは求めているソニックではない。

ソニックシリーズということで凄まじいスピードでステージを駆け抜けるのは確かに気持ちいい。でも速すぎるのかステージが短すぎるのか、やりこんでもいないのに各ステージのゴールはあっという間に見えてくる。テンポの良し悪しどころでなく。
初見であろうと逆の意味で容赦が無い。ゴールはすぐそこに迫る。

綺麗なグラフィックもゴールに到達してスクロールが止まってようやく気付く。
実際のところ過去シリーズに比べてグラフィックは抜群に綺麗だし、ソニックといえばカラフルな背景もポイント。
印象に残らないのは、Sonic forcesのゲームプレイの方向性がひたすら前に向かって走るようにしているからではと考える。本当にレールの上を走らされているような感じ。
クラシックスタイルのステージだとやや緩急が生まれるので、そこそこ目につくかも。

操作もちょっと癖があるというか、大した足場じゃないのに言うことを聞かずに落下死がよく起きる。妙な慣性が働いている感じ。
ダメージ後のリアクションのせいで無敵時間が異様に短く感じるのもストレス。

ゲームプレイとしてSonic forcesに求められるのは調整や洗練に尽きる。
15年以上前に出たアドベンチャーシリーズのほうが面白いなんて悲しすぎる。

ストーリーも大げさで、ソニック側の軍とエッグマン側の軍が衝突しているもの。
ソニックと軍という組み合わせが合うとは思えないし、プレイ中に大して機能していない。
アバターを登場させるには必要な方向性かもしれないけど、アバター自体が要らない。

操作できるワケでもないのによく喋るキャラクターのやり取りも退屈。
モダンソニックのストーリーは、いい大人向けではないのかも。

それでも大げさにせずもっと簡単な動機付けで良かったはず。
エッグマンはいつものように世界征服へ向けて悪いことをして、ソニックは自由に対する抑圧を振り切って、お互いぶつけてしまえば良いだけ。

サウンドトラックは最高に贅沢なので、ゲームプレイに触れなくても聴いてみるべき。
テーマソングは熱いし、ステージ中に流れるボーカルトラックも印象的だし、クラシックステージになるとFM感漂うBGMが聴ける。

寄り道せずにエンディングを迎えるまでは3時間弱。
展開がスピーディで遊んでいるはずなのに置いてきぼりにされるこのゲームを好きになるには、自分から面白さを見出さなければいけない。
すぐにクリアできるくらいの難易度なので、少しやりこめば立ち止まることなく完全にスピードに乗り切って爽快なプレイができると思われる。問題はやる気を出す努力が必要なこと。

モダンソニック最新作に触れてかなりショックだったし、同時に自分がソニックに対して一定の方向性を求めていると気づかされる。

モダンソニックとクラシックソニックは体の青の濃さが違う。
モダンはメガドライブシリーズ寄りの濃い青色で、クラシックはやや水色寄り。Sonic maniaについても水色寄り。
次に出るモダンソニックの出来が微妙なら、体の濃い青色はクラシックに返してやってもいいのでは。

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