2019年6月30日日曜日

Dream ExplorerでDCセーブデータ転送 準備

Demulで保存されたVMのセーブデータを実機に移せないかと気になってくる。
実機とエミュでセーブデータが別となると、同じことをしないといけないし面倒。隠し要素をそれぞれ解放するとか。
Dream Explorerを使えば、PCとDCでネットワーク経由でVMデータのやり取りができるらしく。
やり取りできれば同時にバックアップとなって安心。

必要なものを準備する。
・MILCD再生可能なDC本体
・BBA
・VM
・LANケーブル
・CDR2枚
・DemulのVMセーブデータ

流れは以下。
①VMU ExplorerでDemulのVMセーブデータを実機用データに変換
②Dream ExplorerをCDRに書き込む
③DCとPCをネットワーク接続するための準備
④DCとPCをネットワーク接続
⑤PCからDCにVMデータを転送
⑥DCからPCにVMデータを転送

この記事は①~④まで。

⑤は以下。
Dream ExplorerでDCセーブデータ転送 PCからDCへ転送

⑥は以下。
Dream ExplorerでDCセーブデータ転送 DCからPCへ転送

例えばDemulでオラタンのカラーエディットデータを作ったとして。


①VMU ExplorerでDemulのVMセーブデータを実機用データに変換
以下サイトより、VMU Explorerをダウンロードして展開して適当なところに配置。
https://bswirl.kitsunet.org/

展開後のフォルダ内にあるvmuexplorer.exeを実行する。
自動でファイル選択のダイアログが出るので、DemulのVMセーブデータを開くと一覧表示される。

実機へ移したいセーブデータを右クリックし、Exportを選択。
ファイル保存ダイアログが表示されるので、Cドライブ内で、ドライブ直下でないところにファイル名を指定して保存。ファイル名は面倒なので初期値のまま。
Cドライブ直下だと、Dream Explorerでファイルを参照できなかったので。

保存すると、VMIファイルとVMSファイルのペアが出来上がる。


②Dream ExplorerをCDRに書き込む
以下サイトより、Dream Explorerのディスクイメージが入ったzipをダウンロードして展開する。
https://bswirl.kitsunet.org/

展開フォルダ内に入ったディスクイメージを、DiscJugglerでCDRに書き込む。
DiscJugglerの設定は、Advancedタブで以下。
・Mode:Mode2
・Block:2352
・Misc:RAWをチェック

正常に書き込めたか気になる場合、DC本体にセットして起動する。


③DCとPCをネットワーク接続するための準備
DC本体にDream ExplorerをセットしてLANケーブル接続するだけだと、ネットワーク経由でファイルのやりとりができない。

以下の流れをやる。必要なファイルも置いてある。
https://www.dreamcast-talk.com/forum/viewtopic.php?t=6826

VMU Tool GUI filesをダウンロードして展開する。
展開後フォルダ内のvmutoolフォルダをCドライブ直下に配置し、C:\vmutoolとする。

VMU Tool Binaryをダウンロードして展開する。
展開後フォルダを任意の場所に配置する。面倒なのでGUIと同じ場所に配置。

dcload-ipをダウンロードし、DiscJugglerでCDRに書き込む。DiscJugglerの設定は、Dream Explorerの書き込みと同様。
dcload-ipを書き込んだCDRをLANケーブル接続したDC本体にセットして起動し、MACアドレスを控える。
以降のプロセスで使うので、DC本体はこのままにしておく。

コマンドプロンプトを管理者権限で起動して、MACアドレスに対するIPアドレスを割り当てる。
コマンドは以下。
[arp -s 他環境と重複しないIPアドレス dcload-ipで表示されたMACアドレス]
なので以下のような感じ。
[arp -s 192.168.11.100 00-d0-f1-02-5f-b6]

DC-TOOL GUIのzipをダウンロードして展開する。展開後のインストーラを起動してインストール。
DC-TOOL GUIを起動する。インストール先のdctool3.exeを実行。
メニューバーより以下を設定。
Config->Connection->Link type->Broadband Adapter

メニューバーより以下を選択。
Config->Connection->Set BBA IP...

コマンドプロンプトで設定したIPアドレスと同じ値を設定する。


④DCとPCをネットワーク接続
LANケーブルを接続した状態でDC本体を起動し、dcload-ipを起動しておく。
DC-TOOL GUIを起動し、アップロードの青い矢印を押す。

ポップアップでアップロードファイルを選択する。
VMU Tool Binaryをダウンロードして展開したフォルダ内のvmu__085.binを指定。
Uploadボタンを押す。

dcload-ipのステータスが実行中に変わり、画面が自動で切り替わる。

ここからはDCの操作。
スタートボタンを押す。

ディスク交換を促す画面に切り替わるので、Dream Explorerを書き込んだCDRに入れ替えて、スタートボタンを押す。

テーマを好みで選択すると、Dream Explorerメイン画面へ進む。


ここまできて、ようやく転送の準備が完了。
VMU Explorer、Dream ExplorerでVMまるっとダンプが取れたり他にも色々できるけど、ここでは触れない。
Dream Explorerは動作が不安定なのか、操作が速すぎるとフリーズするのでゆっくり操作。

0 件のコメント:

コメントを投稿